行事報告
【報告】サポーター養成講座「子どもの食と健康を支える」
2013年8月15日(木)サポーター養成講座「子どもの食と健康を支える」講師:高柳 滋美
今回はお盆中にも関わらず5名の参加がありました。少人数ならではのアットホームな雰囲気で講義はすすめられました。
はじめに、講師が「食」に興味を持ち始めたきっかけについて話しがありました。身内にアレルギー疾患を持つ人がいたということ、子どもが出来て安全なものを食べさせたいという思いから講師は「食」への興味を持ち始めました。
さて、みなさんは「自分は今まで何回食事をとって来たのかな?」なんて考えたことはありますか?いったい人間は一生の内に何回食事をするのでしょう。「3食×365×生存年数」この計算で今までとった食事の回数が分ります。10歳では10950回、20歳では21900回、30歳では32850回、40歳では43800回、50歳では54750回・・・数字に表わすと大変な数になりますね!
その後、「食」についてのワークを行いました。体によい・悪い、心によい・悪い食べ物を参加者で出し合いグラフを埋めていきました。
① ③④はつづけると飽きますが、②に関してはつづけても飽きずにむしろ心にも体にも優しい食事と言えます。とても新鮮で楽しいワークでした。
そして講義は本題に入ります。内容はかんたんにまとめて下記のとおりです。
今回の講座で伝えたかったこと
① 人は、寝て、食べて、ウンチを出して元気が出る動物です。
② 大人も子どもも同じです。まずは大人から実践してみましょう。
③ 食事は「生きる力」の基本です。
④ 自分の健康は自分で手に入れることが出来るのです。
⑤ 一回一回の食事が「生きる力」を獲得するためのプロセスです。
今回の講座はとても心に響くお話しでした。「食」とは人間にとって、切っても切り離せない存在です。しかし、当たり前になり過ぎてしまい、「食」について丁寧考える機会があまりありませんでした。家族と共に作って食べるご飯が子どもの心を育て、やがて自立にも繋がるということを知りました。みなさんも「食」についてほんの少し意識を向けることで何かがきっと変わるはずです。
院長ブログにも同記事の掲載があります。
詳しくはこちらのURLをご覧ください。
http://harutaka213.blog62.fc2.com/
【報告】子育て講座 のびのび「子どもと語りたい生命と性」
7月25日(木)子育て講座 のびのび「子どもと語りたい生命と性」講師:蛭子井眞樹
えんどうマタニティクリニック助産師の蛭子井先生のお話しは昨年も大好評でした。今年は対象年齢を5歳以上にしたところ、大人13名に加え5~9歳の6名のお子さんの参加がありました。
受精の仕組みや、お腹の中の胎児の大きさなどをDVDや絵本・キューピー人形を用いてとても分かり易く説明してくださいました。
受精卵の大きさはどのくらい?黒い画用紙が配られ、そこには針で開けられたほんの小さな穴が開いています。画用紙を照明にかざすとその小ささがよく分かります。「わ~!小さい!」子ども達からも歓声があがりました。
また、月齢ごとの胎児の大きさはキューピー人形で表しました。大きさの違う人形が並べられて行くにつれ子ども達も大喜びで飛びつきました。
DVDでは赤ちゃんがどのようにして産道を進むのかという勉強をしました。赤ちゃんは5枚に分かれた頭の骨を器用に重ね、狭い産道をゆっくり回旋しながら外の世界に出てきます。出産はお母さんだけではなく、生れて来る赤ちゃんも頑張っているのですね。
その後、出生時の赤ちゃんの重さも人形で体験しました。大事そうに抱きながら人形の顔を見つめる男の子や、照れてしまい上手く抱けない子など反応も様々でした。
後半は「子どもにどのように性を伝えるか」という大人向けのお話しがありました。
現代の子ども達はネット上での繋がりは簡単に持てても、現実の世界での人間関係は希薄だという傾向があります。命の尊さを知り、自分を大切に出来る子どもは他人のことも大切にすることが出来ます。良い人間関係を積み上げ、恋愛や結婚は素敵なものだと思ってもらえるように私達大人が伝えて行きましょうということでした。
また、最後に「ハグ」についてお話しがありました。ハグをされると気持ちが安らいだり、愛されているという実感が湧きます。子どもは大きくなっても「我が子」に変わりはありません。恥ずかしがらずに「ハグしていいですか?」と聞いてみるのも良いかもしれません。
参加者からの感想を一部抜粋して載せます。
★ 絵本や人形を取り入れて下さったので、子ども達もとても興味を持てたと思います。色々なきっ
かけを逃さず、家庭で子どもと一緒に勉強したいです。
★ 映像や絵本・人形など具体的な教材が多数あり分かり易い講演でした。お話も説得力があり、と
ても良
★ 自分を大切にすると、相手も大切に出来ると思いました。親はもちろんですが、親以外にも心を
開け
★ 我が子はまだ小さいですが、思春期になったら、いつからどのように伝えたらいいかを考えさせ
られ
た。子どもが大きくなったら一緒に参加したいです。
★ 実際の赤ちゃん(胎児)の大きさを、キューピー人形でたとえて見せてもらいました。一緒に参加し
た子
いと改めて思いました。
★ 昨年、親の私だけで参加をしました。当時5歳の息子にしてあげられることは「命の大切さや
生ま
に思いを伝えて来ました。今回、息子も一緒に参加することが出来てとても嬉しかったです。家に帰
りゆっくり今日の話をしたいと思います。
★ 昨年も参加し感動したのを覚えています。赤ちゃん時代のアルバムは今でも時々見ることがあり
ます。
すと落ち込んでいる時でも「私も愛情いっぱいで育てられたのだな」と元気になります。私も将来、
子どもに愛情を伝えられるようなお母さんになりたいです。
★ とても分かり易く勉強になりました!ところで、助産師さんに男性はいますか?男性講師の講演
会も