行事報告
【報告】日本アドラー心理学会 第2回北海道地方会(午前の部)終了
【報告】 8月2日(日)午前の部「なぞの宝島-ジパング」
小雨の降る中、はるこどもクリニック「ままぎゅ~緑地」にて、親子で楽しむ協力ゲーム「なぞの宝島-ジパング」が開催されました。
最初に、スタッフ扮する海賊の幽霊たちが、今回のゲームのルールを説明してくれました。個性豊かでユーモアたっぷりの幽霊たち。あまりのリアルさに子どものみならず、大人たちも引き込まれていきました。衣装や小道具、どれも手が込んでいて、その準備の過程が目に浮かびました。
そして、幽霊から出た説明・指示は以下のとおりです。
①「情報カード」をもとに口伝えで情報を共有する。カードは自分以外の人には見せられない。
②「6つのオーヴ」を発見せよ。緑地に隠された秘密のオーヴからキーワードを見つけ出せ。
③「アイテム」を発見せよ。宝に辿り着くためのアイテムを見つけ出すのだ。
海賊たちの埋めた宝の箱を求め、参加者たちが一致団結、協力のもとゲームをスタートさせました。まず、テントの中で役割分担を決め、作戦会議を開きました。各親子に配られた3・4枚の「情報カード」をそれぞれ読みあげて行き、地図にキーワードを書き込みました。さあ、情報は出そろった!いざ出発だっ!
ちょうど、その頃には雨もあがりました。地図を見ながらみんなで話し合う。それでも、なかなか分らない。そんな時、幽霊に尋ねると丁寧に教えてくれる。幽霊のくせに優しいのだ。幽霊も含めて仲間のように思えて来ました。
指示に従って進んでいくと、徐々にアイテムやオーヴが集まって来ました。アイテムを手に入れた参加者からは「あった!!見つけたぞ!」と喜びの声。
ゴーレムの城ではとてもリアルなセットが組まれていました。ゴーレムの城の目が赤く点滅しています。小さな子が泣いてしまうほどの作りです。でも、安心して!泣いた子のお母さんはゴーレムを倒す「氷の杖」を持っている。お母さんがゴーレムを倒しました。お母さん強かったね!
それぞれの役割を十分に果たし、アイテムとオーヴを手に入れた参加者たちは、宝の箱を見つけ出すことに成功!リーダーの指輪でカギを開けました。そこから出て来たもの・・・それは巻物でした。巻物に書かれていた言葉こそ私たちの探していたものでした。
「・・・・家族は宝・・・・」
この言葉をみて、ゲームの本当の意味を知ったような気がしました。本当に感動的でした。
ゲーム後の全体シェアリングでは「ふりかえり」を行いました。「全員の協力で宝を見つけ出すことが出来た。自分には能力があると思えた。」など沢山の感想が聞かれました。このふりかえりこそ、とても重要な作業なのだと思いました。
おみやげにもらった巻物を持ち帰り、部屋に飾りました。見るたびに思うのです。家族の大切さ、感謝をもって日々暮らしていくということの大切さを。このワークに参加できて本当に良かったと思いました。
準備の段階からお手伝いをしてくださったみなさま、ご参加いただいたみなさま、ご協力ありがとうございました。心より感謝申し上げます。