行事報告
【報告】アドラー心理学入門ワークショップ
2014年4月27日(日)
アドラー心理学入門ワークショップ『子育てに生かすアドラー心理学』リーダー:高柳滋美
アドラー心理学入門ワークショップが開催され、7名の参加がありました。
初めは自己紹介から入りました。この講座を受講したきっかけも人それぞれでしたが、子育ての場面や職場でアドラー心理学を生かしたいという話しがあがりました。
講座の冒頭、アドラー心理学がどのように生れたかという基礎知識を学びました。その後、子育ての【行動面の目標】①『自立する』②『社会と調和して暮らせる』と【心理面の目標】①『私には能力がある』②『人々は私の仲間だ』について説明がありました。子どもにそう感じて生きてもらうために『勇気づけ』をするのです。そのためには子どもの話しを『最後までせかさずゆっくり聴く』『子どもの方を向いて聴く』『関心を持って質問する』などのポイントがありました。
対話の例を出し、親と子どもそれぞれの気持ちを体験してみました。お母さんが背中を向けて自分の話しもろくに聴いてくれないと寂しい気持ちになりますし、手を止めて自分に体と心を向けて話を聴いてくれると嬉しくてどんどん話したくなる。親の働きかけでこんなにも違いがあるのかと感じました。
また、『はい』や『いいえ』で答えることの出来る【閉じた質問】と『はい』や『いいえ』では答えられない質問、例えば『いつ』『どこで』『だれが』『なにを』『どうした』などの【開いた質問】について学びました。2人1組になり、それぞれ3つの質問を出し合いました。【開いた質問】は不思議と話がはずんで「もっとこの人と話したいな」そんな気持ちになりました。
そして、アドラー心理学ではよい人間関係とは『ヨコの関係』を築くこととされています。『相互尊敬=見直す』『相互信頼=信じあう』『協力=助け合う』『目標の一致=行き先を決める』これらについても対話例を出しどう感じるかを体験しました。
最後に参加者から感想をもらい講座は終了しました。今回は入門編でしたが、他にも親子関係プログラムのパセージなどもっと深く学べる講座もあります。人数が集まれば開催可能です。機会があればぜひご参加ください。
院長ブログにも同講座の掲載があります。
詳しくはこちらのURLをご覧ください。
http://harutaka213.blog62.fc2.com/