行事報告
【報告】子育て講座 のびのび「いのち・命」
2014年1月9日(木)
子育て講座のびのび「いのち・命」講師:院長 高柳 滋治
講座の冒頭、院長は「いのち・命は不思議で面白いと感じて、そして大切に思って欲しい」と話した後、次のような内容にうつりました。生命は子孫を増やすために自分をとりまく環境からエネルギーをもらうと共に、環境からの刺激に反応する仕組みを持っている。人の体の発生から分化では1個の受精卵が60兆個もの細胞となり、手足などの多くの器官になっていく自動調節の働きがある。また、大人になった自分たちの体も5年~7年間でほとんどの細胞が入れ替わることから毎日の食事がとても大切である。
そして、生命とは秩序をもっていると説明がありました。毎日入れ替わる細胞が秩序をもって新しい自分になっている。その仕組みの不思議をここでも感じました。
次に老化と死について話しが続きました。「何のために生きるのか」ということです。世の中が大きな機械ならば、人はひとつひとつの部品として、その存在理由がある(映画「ヒューゴの不思議な発明」より)という内容で話は終わりました。「生命は自分とは少しだけ違う特徴をもった子孫に自分の遺伝子を伝える仕組みである」ということと、人には子どもを産んだ後も余分な「生」が与えられている。それには二つの意味がある。「命をつなぐこと」と「子どもを育てるということ」でした。
ひとつの命が誕生するまでに沢山の奇跡的な出来事が繰り返されていることを知りました。体の中のことで目に見えて感じることは出来ませんが、卵子と精子が自分の子孫を残すために大変な旅に出るというのです。沢山の精子はときに協力し合い、そして、最後の最後にはたったひとつの精子しか卵子に出会うことは出来ません。自分の子どもがこうやって生まれて来てくれたことに、あらためて感謝と愛おしさを感じました。命の大切さを細胞レベルから学ぶことの出来る講義でした。
院長ブログにも同講座の掲載があります。
詳しくはこちらのURLをご覧ください。
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