行事報告
【報告】サポーター養成講座「子どもを育てるということ」
2013年9月14日(土)サポーター養成講座「子どもを育てるということ」講師:山口 育子氏
今年も「琵琶湖のいっこさん」こと山口育子先生による楽しい講演とワークが行われました。今回の演題は「子どもを育てるということ」です。アドラー心理学からみた子育てを学びました。
まず育子先生から「子どもを育てるということ」とはどういうことか?という問いかけがありました。参加者から「待つ・我慢・ゆるす・たのしみ・夢を持ってもらうように支援すること・親自身も子に育てられること(育自)」という意見が出ました。これらの参加者の意見について、育子先生から具体的に生活に活かせるアドバイスもいただきました。
育子先生は、多くの親は子どもに「自立」や「社会と調和して暮らす」ことが出来るように育って欲しいと願っている。そして、このような子どもに育ってもらうためにアドラー心理学では「①私には能力がある」「②私には仲間がいる」と子どもに感じてもらうことを目標にしているとも述べられました。
そのためにはまず、罰やほめることとは異なる「勇気づけ」が必要だと。「ありがとう・うれしい・たすかる・だいすき」のような「勇気づけ」の言葉によって、子どもが「①私には能力がある」「②私には仲間がいる」と感じ、自分には居場所があり、この世に生れてよかったと思えるようになるとまとめられました。
午後のワークでは新聞紙を使って思いきり遊びました。ちぎったり、丸めたり、まき散らしたりとすっかり童心に戻り楽しみました。片付けすらゲームに変えて楽しんでしまう!とても新鮮な体験でした。楽しい子育て(楽育)のヒント・工夫を教えてもらいました。
最後になりますが、育子先生の「これからの日本や世界を救う子どもを育てるのは大人の私たち」という言葉がとても印象に残りました。この言葉を心にとめて丁寧に子育てをしていけたらと思いました。
参加者からの感想を一部抜粋して載せます。
★ お話しもワークもとても楽しかったです。子育てを楽しむには「子育ては大変」と認めることというお話しを聞き、特に心にしみました。楽しむための方法やヒントも教えて頂いてよかったです。元気とやる気をありがとうございます。
★ いつも自分の子育てを振り返る時、後悔ばかりでしたが、今日は「今から出来ること」で良いのだ!!と思えてよかったです。しかも、怒っている時には出来ないことも、楽しい遊びの時から学び、学ぶことが出来るとか・・・。これからの子育ての日々に生かしていきたいと思います。沢山、声をあげて笑えたことありがとうございました。感謝・感謝です。
★ みなさんと仲間になれた出会いに感謝です。「大変!」と思える生き方に、楽な歩み方を学ばせて頂きました。パワフルで活動的な心身から私も元気な老母(?)になっていきたいと思いました(笑)子育ては子の齢に関係なく生涯「子の親」でありますので好奇心旺盛に前向きに行きます。
★ とても楽しく有意義な時間をありがとうございました。すごく笑いました。この、笑いながら真面目に話しを聞くという今日のこの時間の過ごし方が私には子育ての姿だと思いました。子どもが素直に聞く耳をもってくれてコミュニケーションをとることに私は笑顔を大切にしていますが、子ども2人を育て、余裕を持てなくなることがあるけれど「勇気づけ」というワードを聞き、落ち着いて向き合う時間を持ちたいと思います。「楽育ママ」も気になります。インストラクター情報も知りたいです。育子さんの姿を見て聞いて、子育てだけでなく、人とママとのコミュニケーションを取るための気配り、話し方、雰囲気作りの勉強にもなりました。
院長ブログにも同講座の掲載があります。
詳しくはこちらのURLをご覧ください。
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