行事報告

【報告】サポーター養成講座「子どもの遊びと発達」

 

サポーター養成講座「子どもの遊びと発達」講師:森田 聖子 

 

 講座のはじめに参加者14名全員で昔懐かしい遊び「ずいずい ずっころばし」と「ウィンクキラー」を楽しみました。子供の頃の遊びをするのは久しぶりで、ワクワクやドキドキ感を思い出させてくれる素敵な体験でした。

 心も体もほっこり暖かくなったところで今回のテーマ「子どもの遊びと発達」についての講義が始まりました。

 講師が病児保育所「はるっこ」の日々の保育で大切にしていることや、保育の根っこになるものについて次のように話しました。 

「私たち大人からみると、子どもの遊びには終わりが無いように思えるが、子どもが遊びに集中し満足した時にきちんと遊びの終わりはやって来るものです。だから大人は子どもの活動の周期全体を観る必要があります。

 また、子どもに物事の正確なやり方を伝えようとする時には、普段の生活の中で自分(大人)の動作を丁寧に意識して行うことが大切です。ポイントとしては ①対象を1つにする ②動作を分析、順序立てる ③言葉と動作を別にする ④正確にゆっくり ⑤意識してする が挙げられます。

 そして、子どもをよく観て、今何を感じ何をやろうとしているのか、大人の手伝えるところはどこなのか?子どもは「今」を生きているので、子どもの気持ちを丁寧に聴き、誠意をもって応えたいと思っています。

 これら私の保育の根っこになるものは、今までの経験や大切な人たちとの出会いから得たものです。子どもが遊びを楽しむためには大人も心から遊びを楽しむ必要があります。子どもから見て良いなぁと思える『面白い大人』が一人でも増えて欲しいと思います。」

 講師はまさに『面白い大人』です。子どもの目線に立ち、あちこちアンテナを張り巡らせています。講師の人柄や姿勢がはるっこの保育に生きていると感じました。

 

 

 参加者からの感想を一部抜粋して載せます。

 

★ ありがとうございました。(心のこもった字で参加されたお子さんより)

 

★ 今まで子どもと遊んであげる・・・という立場をとっていたが、それは大変な間違いだったのではと気が付きました。自分が楽しく遊べなければ子どもだって楽しくないよ!という事に気が付きました。本当に「親と子はお互いに育て合うものである」と言う事が出来ると思いました。

 

★ 講座前に参加者で遊んでみようと言われ、恥ずかしいと思ったけれど、皆のムード、特にはる先生が一番子どもみたいな笑顔で、ずっと昔に戻った様に楽しかったです。お話しもっと聞きたいです。

 

★ 自主性を形にしてあげられる事は、限られた時間の中ではなかなか難しいことだと思いますが、大人が「楽しい」と思えることを提供出来ることで自然にその環境が出来ていくのかなと、とても素敵な事だと感じました。病児保育所の中で病気を治してあげることも難しい事だと思いますが、心を元気にしてあげる事がとても素敵だと思います。私も色々な方々との出会いから学んだ事(今日のお話しも含め)を大切にしていきたいと思いました!また機会があれば病児保育所の事も聞かせて頂きたいです。

 

★ 忙しい日々の中の育児で子どもと一緒に思いっきり遊んだという記憶がありません。なんだか恥ずかしいくらいです。でも最近「家事はもういいや~」と開き直って子どもと一緒に粘土遊びをした時に気付かされました。キラキラ真剣な表情!それを見ていて私はニヤニヤ幸せでした。もっとそんな幸せな時間を過ごしたいと感じました。今日はありがとうございました。

 

★ 本気で遊ぶということが人を豊かにして、それが生きる力にも繋がるなぁって実感しました。是非、七飯にプレイパークを作りたい!!そのために沢山の人たちと繋がって行かなければと思いました。地域の遊びの達人を「発掘」しよう!!

 

★ 私も保育士ですが、お話を聞いてとても、なるほどという思いで聞いていました。保育の根っこはすごく大事だなと、自分の根っこは?と改めて考える機会にもなりました。楽しくなるような保育を自分ももっとしていきたいです!

 

*** 大人も子どもも楽しめるお勧めのスポット ***

講師にゆかりの深いプレイパークなどのご案内

下記のURLからご覧頂けます

 

『羽根木プレイパーク』⇒ http://www.playpark.jp/outline/index.html

『あるきんぐクラブ』⇒ http://morigasuki.org/

 

 

 

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